バイク乗りは『不良』に違いない! [コラム]
注:この記事は「笑い話エッセイ」として書いていますので悪しからず・・・・(笑)
これだけ車社会になっても、なぜかバイク=不良の乗り物・・・・という誤解を受けることが少なくありません。
【事例研究?】
1)事例1
私は、大学時代にバイクを自宅前で整備することがよくありました。それを見た近所のおばあちゃんの一言
(怪訝そうな顔をして)「あ~やだやだ、ついにあんたも不良の仲間入りかい?昔は挨拶のきちんとできるいい子だったのに・・・・」
・・・・・・当時もきちんと挨拶してるのに・・・・
2)事例2
学生時代にご近所のガラス窓が何者かに割られた。そのとき、真っ先に疑われたのは私。
その疑惑の根拠は「バイクに乗っているような不良だから、あの子くらいしかいない。ブーメランで遊んでいるところをみたことがある。あれが当たって割れたんだ。」
・・・・・・おいおい、ブーメランやってたのって、小学生の頃だろう(笑)
2)事例3
私が仕事で毎日バイク(T-MAX)を使っているのを見たオヤジが私のお客さんに言った言葉
「うちのせがれは仕事もしないでバイクに乗り回しているようだ」
・・・・そしてそれを真に受けたお客さんからいただいた言葉
「バイクなんかにほうけてないで、ちゃんと仕事しないとダメじゃない!どうしちゃったの?」
・・・・・・・どうしちゃったの?といわれても他の交通機関だと回りきれないからバイクで移動しているだけなのに(笑)・・・バイクで配達している郵便局員は不良かいな?
3)事例4
近所のバイクショップのオーナーと彼の親戚との会話(オーナー談)
親戚「あんた今仕事はなにやってるの?」
オーナー「バイク屋やってます」
帰ってきた答えは・・・・
「ふん、やっぱり不良の慣れの果てはそうなるのか!」
・・・・・・オーナーの過去は知りませんが、とんだ偏見です(笑)
4)事例5
私の義理の兄は、婚約の条件としてバイク(V-MAX)と泣く泣く訣別しました。
「バイクを乗りまわしているような不良には娘はやれん」ということだったらしいです。
バイクは危ないから、先に死なれたら娘が不憫だ・・・・という親心もあるとは思いますが・・・
・・・・・・ちなみに、私の時は、特に言われなかったのですが、私はバイクを降りなかったので、義父はそれをよく思ってはいなかったようです(笑)
こんな具合に列挙すればきりがありませんが、どうしてこういう偏見が消えないのでしょうか?
皆さんの『笑える』事例コメントとかいただけると嬉しいですね。
【3ナイ運動】
私の高校時代には、『3ない運動』なるものがありました。
PTAと学校がタッグを組んではりきっておりました。
逆らえば停学・・・最悪は退学もあり。
私自身は、高校時代はバイクとは無縁の人間だったので、影響はありませんでしたが、この運動は・・・・・・
1) バイクに乗らせない
2)バイクを買わせない(買ってあげない)
3)バイクの免許を取らない(取らせない)
・・・・といったスローガンだったと記憶しています。
これは、法律で免許取得を認められている高校生の権利を脅かすことに他ならず、人権侵害ともいえる暴挙ですね。
「子供のため」「生徒のため」という大義名分をかざしてはいますが、つまるところは、親や教師の自己保存でしょう。
バイクに乗る→不良化する→だからバイクはダメ・・・・という論理は、かなりの短絡的な偏見。
確かに、当時は「スペクター」やら「みなごろし」といった広域暴走族が我が物顔で走り回り、社会問題になっていた時期ですから、(今の旧車族のオジサンたちが若かりし頃)・・・・・・可愛い息子がそういう仲間にならないようにという心配もあるでしょう。
今の暴走族と違って、当時の族は本当に凶暴でしたから、バイク乗りが総じてそういう目で見られがちなのも仕方がないかもしれません。
しかし、親や教師がきちんと子供を指導し、手綱を握って入れば、バイク=不良化という等式は成立しないと思います。
むしろ、そういうめんどくさい教育を放棄して、『くさいものには蓋をしろ』的な考え方のほうが問題だと思いますが、皆さんはどう思いますか?
きちんとルールを決めて、安全指導もして・・・それでもヤンチャをするようならば、そのときはじめてバイクを没収すれば良い・・・・・と私は思いますね。
【ドロップハンドルは危険】
PTAが出てきたところで、ちょっとバイクからそれますが・・・・・
中学生の時には、PTAのご要望により「変速機つきドロップハンドルの自転車」が禁止されました。
その「悪し」とされる根拠が笑えるものです。
1) 5段(10段)変速の自転車はスピードが出すぎるので危険。
2) ドロップハンドルは前屈みで不安定だから転倒の危険がある
これがいかにアホな根拠かは自転車乗りなら誰でもわかることです。
変速機つきドロップハンドル自転車に乗ったこともない阿呆なPTAは困ったものです。
【乗ったこともないくせに・・・】
よく「バイクは危ないからダメ」という人がいますが、「乗ったことあるの?」と聞くと大抵は「ない」という答えが帰ってきます。
前述の自転車も同じですが、どうして乗ったことがないのに、危ないと断定できるのでしょうかねえ?
私は、自分で身をもって経験したことがないことは、決して人には助言したり諫言したりはしません。
バイク=不良と決めつける前に、一度でも(ケツでもいいから)バイクに乗れば、そうした偏見も和らぐと思うのですが・・・・・・
まあ、私個人的には、「不良中年オヤジ」と呼ばれることは、褒め言葉なんですけどね(笑)
まあ、かみさんから「もうバイクは一生乗っちゃダメ!」といわれないように、みなさま粗暴な運転は慎み、安全運転でいきましょう。
これだけ車社会になっても、なぜかバイク=不良の乗り物・・・・という誤解を受けることが少なくありません。
【事例研究?】
1)事例1
私は、大学時代にバイクを自宅前で整備することがよくありました。それを見た近所のおばあちゃんの一言
(怪訝そうな顔をして)「あ~やだやだ、ついにあんたも不良の仲間入りかい?昔は挨拶のきちんとできるいい子だったのに・・・・」
・・・・・・当時もきちんと挨拶してるのに・・・・
2)事例2
学生時代にご近所のガラス窓が何者かに割られた。そのとき、真っ先に疑われたのは私。
その疑惑の根拠は「バイクに乗っているような不良だから、あの子くらいしかいない。ブーメランで遊んでいるところをみたことがある。あれが当たって割れたんだ。」
・・・・・・おいおい、ブーメランやってたのって、小学生の頃だろう(笑)
2)事例3
私が仕事で毎日バイク(T-MAX)を使っているのを見たオヤジが私のお客さんに言った言葉
「うちのせがれは仕事もしないでバイクに乗り回しているようだ」
・・・・そしてそれを真に受けたお客さんからいただいた言葉
「バイクなんかにほうけてないで、ちゃんと仕事しないとダメじゃない!どうしちゃったの?」
・・・・・・・どうしちゃったの?といわれても他の交通機関だと回りきれないからバイクで移動しているだけなのに(笑)・・・バイクで配達している郵便局員は不良かいな?
3)事例4
近所のバイクショップのオーナーと彼の親戚との会話(オーナー談)
親戚「あんた今仕事はなにやってるの?」
オーナー「バイク屋やってます」
帰ってきた答えは・・・・
「ふん、やっぱり不良の慣れの果てはそうなるのか!」
・・・・・・オーナーの過去は知りませんが、とんだ偏見です(笑)
4)事例5
私の義理の兄は、婚約の条件としてバイク(V-MAX)と泣く泣く訣別しました。
「バイクを乗りまわしているような不良には娘はやれん」ということだったらしいです。
バイクは危ないから、先に死なれたら娘が不憫だ・・・・という親心もあるとは思いますが・・・
・・・・・・ちなみに、私の時は、特に言われなかったのですが、私はバイクを降りなかったので、義父はそれをよく思ってはいなかったようです(笑)
こんな具合に列挙すればきりがありませんが、どうしてこういう偏見が消えないのでしょうか?
皆さんの『笑える』事例コメントとかいただけると嬉しいですね。
【3ナイ運動】
私の高校時代には、『3ない運動』なるものがありました。
PTAと学校がタッグを組んではりきっておりました。
逆らえば停学・・・最悪は退学もあり。
私自身は、高校時代はバイクとは無縁の人間だったので、影響はありませんでしたが、この運動は・・・・・・
1) バイクに乗らせない
2)バイクを買わせない(買ってあげない)
3)バイクの免許を取らない(取らせない)
・・・・といったスローガンだったと記憶しています。
これは、法律で免許取得を認められている高校生の権利を脅かすことに他ならず、人権侵害ともいえる暴挙ですね。
「子供のため」「生徒のため」という大義名分をかざしてはいますが、つまるところは、親や教師の自己保存でしょう。
バイクに乗る→不良化する→だからバイクはダメ・・・・という論理は、かなりの短絡的な偏見。
確かに、当時は「スペクター」やら「みなごろし」といった広域暴走族が我が物顔で走り回り、社会問題になっていた時期ですから、(今の旧車族のオジサンたちが若かりし頃)・・・・・・可愛い息子がそういう仲間にならないようにという心配もあるでしょう。
今の暴走族と違って、当時の族は本当に凶暴でしたから、バイク乗りが総じてそういう目で見られがちなのも仕方がないかもしれません。
しかし、親や教師がきちんと子供を指導し、手綱を握って入れば、バイク=不良化という等式は成立しないと思います。
むしろ、そういうめんどくさい教育を放棄して、『くさいものには蓋をしろ』的な考え方のほうが問題だと思いますが、皆さんはどう思いますか?
きちんとルールを決めて、安全指導もして・・・それでもヤンチャをするようならば、そのときはじめてバイクを没収すれば良い・・・・・と私は思いますね。
【ドロップハンドルは危険】
PTAが出てきたところで、ちょっとバイクからそれますが・・・・・
中学生の時には、PTAのご要望により「変速機つきドロップハンドルの自転車」が禁止されました。
その「悪し」とされる根拠が笑えるものです。
1) 5段(10段)変速の自転車はスピードが出すぎるので危険。
2) ドロップハンドルは前屈みで不安定だから転倒の危険がある
これがいかにアホな根拠かは自転車乗りなら誰でもわかることです。
変速機つきドロップハンドル自転車に乗ったこともない阿呆なPTAは困ったものです。
【乗ったこともないくせに・・・】
よく「バイクは危ないからダメ」という人がいますが、「乗ったことあるの?」と聞くと大抵は「ない」という答えが帰ってきます。
前述の自転車も同じですが、どうして乗ったことがないのに、危ないと断定できるのでしょうかねえ?
私は、自分で身をもって経験したことがないことは、決して人には助言したり諫言したりはしません。
バイク=不良と決めつける前に、一度でも(ケツでもいいから)バイクに乗れば、そうした偏見も和らぐと思うのですが・・・・・・
まあ、私個人的には、「不良中年オヤジ」と呼ばれることは、褒め言葉なんですけどね(笑)
まあ、かみさんから「もうバイクは一生乗っちゃダメ!」といわれないように、みなさま粗暴な運転は慎み、安全運転でいきましょう。
2010-10-20 04:43
nice!(4)
コメント(7)
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HIROさん niceありがとうございます。
by ひかるさんぺい (2010-10-20 13:27)
Keiさん niceありがとうございます
by ひかるさんぺい (2010-10-20 21:38)
どこでも同じですね。
でも笑い話ですませてます(笑)
by kei (2010-10-20 21:41)
keiさん
私的には「不良オヤジ」と呼ばれるのは褒め言葉ですけどね(笑)
by ひかるさんぺい (2010-10-20 22:23)
>私の義理の兄は、婚約の条件としてバイク(V-MAX)と泣く泣く訣別しました。
ああ、分かります。
結婚を機にバイクを降りた身でした。
ただ、良くは思われないまでも、反対もされなかったのが救いです。
むしろ嫁方の両親より、うちの親父が今でもいい顔をしません。
不良イメージということではなく、単に危険な乗り物の認識ですが・・・。
>しかし、親や教師がきちんと子供を指導し、手綱を握って入れば、バイク=不良化という等式は成立しないと思います。
まさにそうですよね。
3ナイ運動は母校にはありませんでした。ただしバイク通学は全面禁止。
そのおかげで原付免許を取得し、スクーターではありますが、
ささやかにバイクライフを堪能してました。
友人には中型免許所持者もそれなりにおりました。
当時(87~89年)の話ですが、きちんと白バイ隊員のデモランや、
ビデオなどを使った安全運転の机上講習があったので、
画期的だったかもしれませんね。
事例集は大変楽しく拝見しました。
ここまで言われたことが無いし、これからもこのような場面に遭遇することは
ないでしょうから笑ってられるのかもしれませんが、
当事者を思うとせつない話ですね。
by KENTA (2010-10-22 10:44)
kentaさん
この記事はkentaさんからいただいたコメント(お父上の話)がきっかけで書いたものです(笑)
>当事者を思うとせつない話ですね。
不憫な義理の兄は、昨年義父が他界したので、復活を企てているようです(笑)
by ひかるさんぺい (2010-10-22 19:46)
バイクに粗雑で乱暴なイメージがあるから今時の「危険な事は徹底してやらない」「優等生でいたい」そんな若者ばかりになった日本のバイク関連の産業は衰退したんですよね···
確かにバイクは車よりも危険の多い乗り物。
でも、バイクの特性を理解し、コントロールを覚え、経験を積むことで上質なライディングが出来るようになれば危険性はぐっと小さくなる。
この考え方からすると、3ない運動がいかにズレているかは言うまでもないですね···
by 原油 (2014-09-09 14:52)